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マリルイ4の評価

   

駄文シリーズ第一弾。

本日レビューするのは「マリオ&ルイージRPG4 ドリームアドベンチャー」。
検索エンジンで関連ワードに「クソゲー」が出てくるこの作品だが、実際にどのようなものだったか、私の感想を述べていこう。

良い点

戦闘のバリエーション

本作では現実世界と夢世界を行き来するのだが、現実世界ではお馴染み1~3体の敵を相手にするのに対し、夢世界では弱めの敵が一度に10数体現れる。
なので、夢世界での方は一つの敵に大ダメージを与える攻撃よりも、全体に中ダメージを与えられるような行動をしなければならない。
夢世界と現実世界で戦い方が変わるところは、前作でマリオとルイージで戦う戦闘とクッパで戦う戦闘よりも、より差が大きくなっていて、なかなか面白かった。

戦闘の爽快感

夢世界では多くの敵を相手にするが、ミラクルアタック(夢世界でのブラザーアタック)の最後の2つはテンポよく敵を一網打尽にできるので、やっていて気持ちがいい。

ランクアップボーナス

前作にもランクアップはあったが、今作ではさらに、ランクアップしたときにボーナスを選べるようになった。
ボーナスの内容としては、例えば、ぼうぐスロット+1(ぼうぐスロットを1増やす)だとか、HP成長+(レベルアップの時にHPの成長値が毎回+2)だとか。
前者を選ぶと、防具が一つ増えるので、ランクアップした瞬間戦闘が楽になったりするが、一方でランクアップの機会は全4回しか無いので、早い段階で成長+系のボーナスをとっておくと、後々の戦闘が楽になったりと、プレイヤーの性格で何を選ぶかが大きく分かれるだろう。
最終的にも全ボーナスが取れるわけではないので、人によって全然違うキャラクターが出来上がるので、カスタマイズ性も楽しめる。
また、高ランクに上がると、新しいボーナスが出てくるので、マリルイRPGは他のRPGと違って、レベルアップで新しい魔法を覚えたりはしないため、レベルアップの楽しみがほぼ無かったのが、今作ではそのような部分が改善されたと言えよう。

やりこみ要素

私はやりこまない派なので、この点は重視しないが、強化ボスとの再戦やジグソーパズルなど、やりこみ要素は充実しているように見える。

兄弟愛

私はゲームにストーリーは大して求めてないが、本作はルイージがマリオのことを大好きだという部分が強く感じられ、温かい気持ちになる

悪い点

戦闘バランス

本作の一番の問題点がこれ。
敵が強すぎる。
私はシリーズ通して、レベルアップ時のパラメーターボーナス(好きなパラメーターを選んで、ルーレットで出た数分プラスされる)は攻撃に極振りしてるが、本作でこれをやると、まず間違いなく必ずザコ敵に先制される。
RPGでそれをやられるとかなりのストレス。
そして、敵の攻撃が痛すぎる。
低レベルクリアをしてるわけでもないのに、ボス戦だと2~3発食らっただけでやられてしまう。マリルイは避ければ0ダメージとは言え、普通にやって1ターンキルを食らうのはどうなのか。

イージーモード

難易度高めの戦闘の救済措置として、本作にはイージーモードが搭載されているが、あまりにもイージーすぎる。
通常プレイなら、3ターンもあればボスが倒せてしまう。
これでは流石にやりごたえがなくてつまらない。

敵の攻撃モーションの長さ

本作では今までよりも更に戦闘のアクションが凝っていて、ボスの攻撃が一回終わるのに1分以上かかる。
上で述べたように紙装甲なので、それを全部避けないとやられてしまう。
ボスはまだ良いとして、夢世界での敵は数が多く、その分攻撃が無駄に長い。しかも、反撃を取れないものも多い。
謎解き中に戦いたくないところで敵シンボルと接触してしまうと、上記のように先制された上にこれをやられるので、非常にストレス。

巨大化バトル

一回の戦闘が長い。10分以上かかる。それで失敗したら最初からやり直し。
そして操作はタッチペンとジャイロなので、反応が悪く、プレイヤーの思い通りに動かないことが多い。
負けるとやり直しで、同じ作業の繰り返しを強いられる、これは辛い。物凄くストレスフル。

マクラノ族集め

マクラノ族を助けると、その数に応じてアイテムなどが手に入るが、これが手抜き。
半分近くが、単純なマップを進むだけ。水増し要素になっている。

移動が遅い

今作はマップ移動に使えるアクションがないので、ちんたら歩いていくしかない。
過去作のように、一つくらいはそういうアクションが欲しかった。

レベル上げ

レインボーランクにならなければ買い物ができないショップがあるので、そこまではレベル上げをしたいと思ったが、面倒くさすぎる。
本作ではシンボルエンカウントだが、一度倒した敵シンボルは、マップ移動をしても復活しない。
そのせいでレベル上げをしようとしても、効率が非常に悪い。
その割にラストダンジョンの敵も、それほど経験値が多いわけではないので、私はレインボーランクは諦めた。

まとめ

良い部分もあるが、それ以上に悪い部分が多く、クソゲーと言いたくなる人の気持ちもわかる。
レベルデザインを最重視する私に取っては決して良ゲーとは言えず、実際にパジャマウンテンで投げた。
その後、一年くらい経ってから再開して、ラスボスまで倒したが、最後の戦闘も、無敵バッヂ+攻撃に当たるとバッヂメーターアップを組み合わせて、常時ノーダメージ状態で勝ったので、戦略的には楽しかったが、アクション的にはつまらなかった。
ゲームとしての完成度が低いわけではないが、戦闘バランスが全てを台無しにしてしまっている、惜しい作品。

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