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弟の夫

表紙
(表紙画像は初版に限りません。新装版や電子版等の場合もあります)

あらすじ

ゲイアートの巨匠、田亀源五郎、初の一般誌連載作品。
弥一と夏菜、父娘二人暮らしの家に、マイクと名乗る男がカナダからやって来た。
マイクは、弥一の双子の弟の結婚相手だった。「パパに双子の弟がいたの?」「男同士で結婚って出来るの?」。
幼い夏菜は突如現れたカナダ人の“おじさん”に大興奮。弥一と、“弟の夫”マイクの物語が始まる――。

作品データ

全4巻  作者:田亀源五郎 (2件) 掲載誌:月刊アクション
開始:2015年5月  終了:2017年7月
(開始・終了年月は基本的に連載時ではなく単行本発売時です)
ジャンル:日常障害者・LGBT

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レビュー

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管理人評価

5点

感想

あらすじ的に、双子の弟がゲイなので兄の方もゲイだけど、それをカミングアウトせずに女と結婚して子供を作ったが、やはり男が好きだという気持ちを抑えきれずに、弟の夫と恋愛する話だと勝手に勘違いして読み始めたが、全然違った。

正しくは、ノンケの兄がゲイの弟にカミングアウトされて、それ以来ずっと気まずくなっていたのを、あの時自分はどう接するべきだったのか、弟の夫と親交を深める中で、同性愛者に対する見方を考え改める話。

メッセージ性が強めだが、私は他人の性癖に興味がなく、ホモも熟女もロリも獣姦も好きにしたらという感じなので、特に響くものは無かった。
実際、私たちネット世代の人間は、同性愛に偏見や差別意識がない人が多いので、そういう読者にとっては、そこそこよく出来た家族漫画くらいの評価かと思われる。

単行本だと同性愛に嫌悪感を持っている人は絶対に読まないが、雑誌で連載すればそういう人たちの目にも入り、読めば少しは意識が変わる可能性があるので、そういう意味では挑戦的な作品だったのだろう。

完成度は高い方なのでテーマ的に気になる人にはおすすめだが、センシティブな題材を扱ったという部分込みで絶賛されるほどの漫画ではない。

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