このサイトは2022年6月をもって終了しました
あらすじ:
現代日本に生きる女性の人間物語。
顔のない人の群れが歩いていく。自分の顔をはっきり持った女性に
猛烈に会いたい。「まさみ」は日本のどこにでもいるごく普通のありふれた
女。しかし「まさみ」は自分の顔をはっきりと持った女。この物語は現代日本に
生きる女たちの生き様を綴った読み切り連載形式のヒューマンドラマである。
第1集には、ハンセン病にかかっていた女性の、周囲の偏見に屈せず生きる様を描いた「侍とお人形」」。3.11で愛息を失った女性の苦悩を取り上げた
「お前の海」、不治の病を抱える少女とNPO法人のボランティアとのやりとりの
中で命の重さを考える「小さな旅」ほか9編を収録。
あらすじ:
「もし,あの時帰れたら」が実現したら!?
もしあの時に戻れたら、今の自分はこんな体たらくではないのに……
あそこから人生をやり直したい、と痛烈に思う時がある。
バー「ボレロ」のマスター・坂巻友郎。この男はなんと10年の寿命と
引き換えに依頼者の戻りたい時間に返してくれる。
依頼者は、ただすばらしき人生を取り戻すと信じて…!!!
第1集では、会社人としても家庭人としても失望した男があの時に
帰った「あの日に帰りたい」、小説家のなんとしても成功したい
という願望を掘り下げた「偽りの文壇」、戦争への深い憤りを
突き詰めた「原爆の子」ほか3シリーズ、9編を収録。
あらすじ:
「加瀬ひかり(27)。安芸信用金庫・広島支店、営業。」
「田所順平(16)。高校2年。部活、合唱部。」
「若山正太郎(16)。中卒。職業、病院清掃。」
同じ町に住む3人は、いまだお互いを知らない。
だが、彼らには共通点がある。
そして、やがて彼らは出合うだろう。
ひとつの言葉の下に、
ひとつのつながりの下に、
そして、ひとつの覚悟の下に――。
現代の広島を舞台に、苦難を抱える人々の絶望と奮闘、希望を描く
骨太ヒューマンドラマが、いま始まる。